fopen()
である。
fopen()の宣言は次のようなものになっている。
FILE * fopen( char * file_name , char * mode );
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ここで直に分かるように、前の節で学んだtypedef を利用した新しい型
の定義が使われていることが推測出来る。実際、FILE型は、
typedefを用いてstdio.h ファイルの中で定義されている構造体
である。fopenを用いてオープンしたファイルに対して入出力をする
ためには、このfopen関数の返り値として返される FILE型への
ポインタを関数に引数として指定しなければならない。つまり、どのファイル
に対して、どの位置に読み書きを行うかという事がこのポインタの指すオブジェクト
によって保持されている訳である(つまり、これらの情報をプログラマ−は自分の
プログラム中に明示的に保持するようにしなくても良い訳である)。
fopen()関数に与える引数は、文字列で与えられる。最初の引数は
ファイル名を与えるが、この際に注意するべきなのはファイル名はパスを
含めて考えなければならない。つまり、
絶対パスで与えるか、相対パスで与えるかによって動作が違うようになっている
。また、この際のパスを含めたファイルの指定方法はシステムによって異なる
(つまりはシステムの固有の方法にのっとって行わなければならず、C言語では
一般の命名規則を与えていない。例えば、UnixとMS-DOS系ではパスの区切りから
して異なっている)。
2番目の引数には、ファイルを読み込み用に用いるのか、それとも書き込みなの かと言った用途に基づいた指定を文字列を用いて指定するようになっている。
例えば、"test.data" というファイルを読み込みようにオープンするには
以下のように指定する。
#include <stdio.h>
...
FILE * fp;
...
fp = fopen("test.data", "r");
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fpにはファイル構造体
オブジェクトへのアドレスが入るが、もしファイルが存在しないなどの理由で
オープンに失敗した場合には NULLポインタが返るようになっている。
従って、ファイルをオープンする際には必ずエラーチェックをするようにした
方が良いであろう。
FILE * fp;
char * file_name="test.data";
...
if( (fp = fopen(file_name, "r")) == NULL){
printf("Error: cannot open file(%s)\n", file_name);
exit(1);
}
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同じように、書き込み用にファイルをオープンするには、 以下の様に行う。
FILE * fp;
char * file_name="test.data";
...
fp = fopen(file_name, "w");
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NULL
ポインタが返るので、やはりエラーチェックは必要である。
このように write モードではファイルを消してしまう事になるので、ファイル を消さずに書き込みを行うには append モードを用いる。
fp = fopen(file_name, "a");
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更に、これらの read, write, append モードに加えて、読み書き両方を可能 にするための、言わば更新用の指定がある。更新はこれまでの "r","w","a" の文字列に "+" を加える事で指定がされる。注意しなければならないのは、 read, write, append の各モードに対して指定するので、ファイルの消去など の問題はモード毎に考えなければならない。以下は、ファイルの更新用に read/write モードで開く場合である。
fp = fopen(file_name, "r+");
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モードについてまとめると以下のようになる。
| 指定文字 | モード | カレントポジション | ファイルの作成 |
r |
read | 先頭 | 作成されない。無ければエラー |
w |
write | 先頭 | 無ければ作成。あれば0に。 |
a |
append | 末尾 | 無ければ作成 |
r+ |
read,write | 先頭 | 作成されない。無ければエラー |
w+ |
read,write | 先頭 | 無ければ作成。あれば0に |
a+ |
read,write | 末尾 | 無ければ作成。 |
実際の入出力については次の項目で取り扱うことにして、入出力が終了し、
ファイルの読み書きを終了し、オープンしたファイルをクローズする際には
fclose() を用いる。
int fclose( FILE *fp );
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fclose() は引数にクローズするファイルのファイルポインタを与え、
返り値には、成功した場合は 0 が、失敗した場合には EOF が返る。
但し、プログラムの終了時には必ずオープンしたファイルは全てクローズされ
るので明示的に指定しなくても良いが、モードを変更したい場合(readモード
で読み込み、appendモードで書き込みたい場合など)は明示的にクローズし
なければならない(他にも、あまりにも多数のファイルをオープンしすぎて、
システムで許されている量を越えた場合にも不要なファイルをクローズしな
ければならない事もある)。
FILE * fp;
char * file_name="test.data";
...
if( (fp = fopen(file_name, "r")) == NULL){
printf("Error: cannot open file(%s)\n", file_name);
exit(1);
}
...
fclose(fp);
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