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地域連携について

地域での取り組みのご紹介

稚内市教育連携会議 との連携

 学習指導要領の改訂が行われました。

 幼稚園から大学まで一貫してキャリア教育が求められています。 キャリア教育のめざす子ども像のメインは、「現在と将来をつなげて今の自分を考え、学びに意欲的に挑戦する子ども」です。

 そのため、学校と企業・地域・行政が連携し、コミュニケーション能力や問題解決能力、協働で作業する能力やICT活用能力など、21世紀方のスキルを身につけた子どもの育成をめざし、保育所・幼稚園・小中学校・高校・大学で取り組むキャリア教育をみんなで支援する全市的組織として“稚内市キャリア教育連絡協議会”を立ち上げます。

 本学は、宗谷管内唯一の大学として参加しています。

地域の課題解決に向けた連携事業

「社会情報特講Ⅲ」(地域課題解決PBL(2024)

 2024年9月1日、稚内市みどりスポーツパークと連携し、幼児~小学生向けの「みどスポフェスタ2024 vol.2~Last Summer~」を本学の教員と学生7名がeスポーツブースのスタッフとして参加しました。

 本授業の目的は、地域に出て、eスポーツの指導・体験をしてもらうことで、情報メディアとしてのeスポーツの価値や、可能性について学ぶことです。本取り組みは、「社会情報特講Ⅲ」という科目のメインイベントとして実施いたしました。

 上記の目的を達成するため、本授業内容は、企画段階から参加し、当日の運営、eスポーツの指導方法、説明方法の検討などを通して幼児~小学生と交流することでした。本授業では事前に「eスポーツ」について、調べ学習や映像資料などによる分析をしながら、企画段階から先方との打ち合わせを何度も行いました。さらに、学生同士によるデモプレイなどを経ながら、当日の運営に備えました。

 当日の「みどスポフェスタ」には、30名以上の幼児・児童・保護者に「eスポーツ」の面白さを伝えることができました。スポーツの新たな側面として期待される「eスポーツ」を経験したことで、学生たち、子どもたちの双方に新たな学びの価値を提供できました。

 


令和6(2024)年度 豊富町「学び」の教室(サマーチャレンジ)

 本学では、教職課程やボランティアを希望する学生を中心に、稚内市だけではなく広く宗谷管内の町村の要望に応えたふれあい活動や学習支援を実施しています。

 隣接する豊富町では、小中学生対象に夏季休業中の「サマーチャレンジ」や冬季休業中の「ウィンターチャレンジ」を開催しています。豊富町との包括連携協定に基づく取組であり、教員を目指す学生には実践的指導力を身に付ける絶好の機会です。また、児童生徒にとっては対話的な学びの中から「学びあう」「高め合う」本来の「学びの心」を身に付けることを目的としています。午前は小学生の学習とレクレーション、午後は中学生を対象に苦手克服のため集中的に学び合います。また学校で活用しているタブレットを持ち込み、効果的な活用方法やタイピングの練習をするなど幅広く学ぶこともできます。

 豊富町の学習支援は「学びの教室」としてすっかり定着し、この卒業生である高校生がボランティアとして参加しています。また、この「学びの教室」を機会に公設塾「あすみる」が起ち上がり、学生による週2~3回のオンライン(Zoom)学習支援も定着してきました。今後は、隣接する町村にも呼びかけ「学びの教室」の輪が広がることを期待しています。

 このような「学びの心」を継承する行政と大学の地道な連携は、広大な地域における教育連携のあり方と地域の大学としての役割から生まれた創造的な取組のモデルケースといえます。

 


「地域学II」(地域課題解決PBL)(2023)

 2024年1月22日(月)、損保ジャパン北北海道支店稚内支社4名の方が来校され、「SDGsカードゲーム The Action!」によるファシリテーション・プログラムを実施していただきました。

 本プログラムは、「地域交通の衰退」、「マイクロプラスチックの削減」、「教育格差の減少」など様々な題目の書かれたカードを通じて、社会課題が私たちの暮らしや仕事にどのような影響を与えるのかをゲームの世界でシミュレーションするものです。『地域学Ⅱ』を履修している1年生14名が体験し、1つの仮想地域を想定しながら、「私たち一人ひとりがアクションを起こす大切さを自覚すること」、そのために必要とされる具体的なアクションを考えました。

 


「社会情報特講Ⅰ」(地域課題解決PBL)(2023)

 2023年10月29日、稚内市みどりスポーツパークと連携し、小学生~高齢者向けの「みどすぽボッチャ杯」を本学の教員と学生3名が審判、スタッフとして参加いたしました。

 本授業の目的は、「アダプテッド・スポーツ」の実践現場を(地域に出て)体験することで、スポーツの価値や可能性について学ぶことです。本取り組みは、「社会情報特講」という科目のメインイベントとして実施いたしました。

 上記の目的を達成するため、本授業内容は、稚内市で開催された「ボッチャ大会」の大会運営に企画段階から参加し、当日の審判、競技参加などを通して、主催者や参加者と交流することでした。本授業では事前に、パラリンピック種目の1つでもある「ボッチャ」について、調べ学習や映像資料などによる分析をしながら、企画段階から先方との打ち合わせを何度も行いました。得られた情報をもとに、当日の大会の内容、ルールについて意見を出し合いました。さらに、学生同士によるデモプレイなどを経ながら、当日に備えて、競技者、審判、双方の準備をしました。

 当日の「みどすぽボッチャ杯」は、30名以上の市民に「ボッチャ」の面白さを伝えるとともに、学生たちは「審判」として競技の円滑な進行に努めることができました。パラ・スポーツ、アダプテッド・スポーツとしての「ボッチャ」を経験したことで、学生たち、市民双方に新たな学びの価値を提供できました。

 


令和5(2023)年度 豊富町「学び」の教室(サマーチャレンジ)

 本学では、教職を目指す学生を中心に、稚内市だけではなく宗谷管内の各町村の要望に応えたふれあい活動や学習支援を実施しています。

 特に隣接する豊富町では、長期休業中を利用して小中学生対象の「サマーチャレンジ」「ウィンターチャレンジ」を開催します。豊富町との包括連携協定に基づく取組であり、ふれあいや人との関わりの中から「学びあう」「高め合う」本来の「学びの心」を身に付けることを目的としています。学生が宿泊し午前は小学生、午後は中学生を対象に長期休業中の課題や苦手な教科を集中的に学び合います。また、学校で活用しているICT機器を持ち込み、効果的な活用方法やタイピングの練習をするなど幅広く学ぶことができる機会となっています。

 今では町内的にすっかり定着し、この学習支援の卒業生である豊富町の高校生がボランティアとして参加しています。また公設塾のサポートとして、オンラインによる学習支援も始めています。

 このような「学びの心」を継承する実践が、豊富町の施策として公営公設塾の設立や町民センター内に「スタディカフェ」設置するなど学びの環境の充実へと発展しました。これらは、広域な地域における連携のあり方とICTの活用を含めた地域の大学としての役割を創造・追究する取組です。

 


「社会情報特講Ⅰ」(地域課題解決PBL)(2022)

  稚内市みどりスポーツパークと連携し、小学生低学年向けの「ようこそ!ドキドキスポーツチャレンジ7」における2講座「eスポーツ」と、「ミニバレー」を本学の教員と学生が実施しました。

 普段中々接することのない小学生の指導について、「インタビュー」や「文字おこし」などを実施し、分析しながら、企画段階から先方との打ち合わせを何度も行い実施しました。得られたインタビュー調査や、対象の子どもたちの情報をもとに、当日の講座の内容についてみんなで意見を出し合いました。さらに、学生同士によるデモプレイなどを経ながら、当日に備えて準備しました。また、事業の実施後は先方と共同でアンケート調査を実施しました。

 当日の「eスポーツ」講座は、20名近くの子どもと大人に「eスポーツ」と「従来のスポーツ」をつなぐ新たな学びの価値を紹介することに成功しました。また、ミニバレーは比較的低体力な子どもや、女子に受け入れられ「次回また実施したいスポーツの1位」に選ばれたことから、私たちの思いが伝わったものと推察されます。

 


「ソフトウェア制作演習」(地域課題解決PBL)(2022)

 3年生後期選択科目の「ソフトウェア制作演習」は、「地域の課題を検討した上で、それらを解決する情報システムなどを構築する」こと目的としたPBL科目です。1・2年生の「地域学」などの授業を通して地域のことを学び・考え、3年生前期までのICT関連知識の中間まとめも兼ねて、学んだ知識で地域課題の解決方法を学生自らが考え、テーマごとにチームで開発を行います。

 本授業は稚内市役所の協力のもと行っています。市役所職員より稚内市の各種取り組みや現状を説明いただき、学生はそれらも参考にしてテーマ設定していきます。2022年1月25日に行われた最終発表には制作したテーマに関連した稚内市役所3部署の課長にご出席いただいて質疑応答やコメントなどをいただきました。

 各チームは稚内市の現状を意識しつつも、現存する類似システムなどを調べて、なるべく独自性のあるものにするよう心掛けてチーム開発し、最後にプレゼンテーションを行いました。

 開発は半年間での成果ということになりますが、市役所の方からも「継続していけばもっと学生ならではのものができそう」などの講評もいただき、どれもさらならなる可能性を感じさせるものでしたし、学生にとっても課題解決のためにPBLとしてチーム開発することは、よい経験になったようです。

 


「オンライン南中ソーラン祭」撮影・編集・ライブ配信(2021)

 本学で映像を学んでいる学生が地域連携の一環として、コロナ禍で延期となった「南中ソーラン全国交流祭」の代替となる映像による交流祭「オンライン南中ソーラン祭」(主催:南中ソーラン全国交流祭in稚内実行委員会)において、参加21団体中11団体の演舞撮影と編集、ならびに11月28日に行われた各団体の動画を司会・解説を交えながらのYouTubeでのオンラインライブ配信の一端を担いました。

 稚内市では、子育て運動の一環として2013年から『稚内市子ども芸能祭・南中ソーラン祭』を開催し、地域に根付いた創造的な文化活動の発表の場を設けており、『南中ソーラン』をはじめとした、子どもたちが誇れる様々な郷土芸能が発表され、稚内全体を盛り上げ続けています。「南中ソーラン全国交流祭in稚内」は3年に一度開催している催しで、当初は昨年2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で本年に延期となっていました。本年もコロナ禍のため集っての交流祭は行うことはできませんでしたが、取り組んでいる子どもたちの学びの成果を発表する場を継続する方法を検討して、今回「オンライン南中ソーラン祭」として実施されました。

 「オンライン南中ソーラン祭」は、主催者の目的である「新型コロナウイルス感染症の影響により、暗い日々が続いているこの世の中を少しでも明るく!元気に!また、コロナ禍でも安心して多くの人に楽しんでもらえるよう」な催しになりました。今回の実践的な撮影・編集や配信を通して、関わった学生も地域の課題解決の方策のひとつを実感したよい体験となりました。

 配信した動画は下記URLにて2021年5月まで視聴できますので、ぜひご覧ください。

 https://www.youtube.com/watch?v=-roIRX64FEE

 


「豊富町学びの教室」「はまとんべつ土曜塾」「猿払村土曜学習塾」

 本学で教職を目指している学生は、稚内市のみならず宗谷管内における学力問題の解決や自主的な学びの定着を目指し、各町村においても学習支援を実施しています。

 豊富町では、長期休業期間において小中学生を対象に「サマーチャレンジ」「ウィンターチャレンジ」を開催します。学生が宿泊し午前は小学生、午後は中学生対象に宿題や苦手な教科を集中的に学び合います。これは豊富町との包括連携協定に基づく取組であり、参加者から高い評価をいただくとともに、次年度も引き続き参加する児童生徒が増えています。また、この学習支援の卒業生が地元の高校生ボランティアとして参加していることは、学びが継承されている実践として大きな特徴です。

 浜頓別町では、「はまとんべつ土曜塾」として、中学3年を対象に年間10回の学生による学習支援を実施しています。遠距離ですので、5回をオンライン支援で残りの5回を対面支援で実施しています。浜頓別高校の生徒による中学1・2年対象の学習支援や全国学力学習状況調査に効果が見られるなど、今後更なる連携が期待されています。また猿払村では、小学5・6年対象「猿払村土曜学習塾」において、年間4回の学習支援をお手伝いしています。

 これらの取組は、稚内市だけではなく広域な地域における連携のあり方を具現化しています。ICTの活用を含め地域の大学としての役割を追究しています。

豊富町学びの教室 「サマーチャレンジ」

はまとんべつ土曜塾


大盛況!コーヒーフェスティバル2017

 2017年2月11日(土)、育英館大学まちラボを拠点として開催した「わっかないコーヒーフェスティバル2017」が行われました。

 稚内は日本のコーヒーの歴史に関係するとともに、たくさんの喫茶店が存在していることから、多くの皆さんに喫茶店でコーヒーを飲んでいただくための、きっかけずくりのために開催したものです。また、本学学生も、まちラボにて特設ブースを設け、学生オリジナルブランドコーヒーを販売しました。

 今回は30店舗の喫茶店にご協力いただき、昨年よりも150名多い、550名が参加されました。イベントにご協力いただきありがとうございました。


町中をサンタでいっぱいに

 2016年12月18日(土)、本学の1年生達が中心となって企画した「Santa Run in Wakkanai 2016」が行われました。 このイベントには、市民の皆さん131人にご参加いただき、稚内市中央にあるキタカラを拠点にアーケード街や中央地区をサンタの恰好で歩きました。

 学生たちからは、早くも来年もまたやりたいとの声が出ており、今後、冬のイベントの1つに定着できればと思っております。 参加いただいた市民の方々をはじめ協賛いただいた企業や個人の方達に感謝申し上げます。

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