わたしたちの周りには、写真・映像・造形・印刷媒体などのメディアで提供されているコンテンツが豊富にあります。こうしたコンテンツは今やディジタルで制作されることがほとんどです。そうした制作技術を習得するには、アートやデザインの方法論とともに学んでいくことが近道です。また、自分が表現したいことを伝えるにはどのようなメディアを使えばよいのか、それぞれのメディアの特性についての理解も必要になります。メディア表現系では、写真・映像・造形・印刷媒体などのメディア選択とコンテンツ制作技術を通じてデザインやアートの思考性を学びます。
与安大輔 4 年(稚内大谷高等学校出身)
メディア表現系の講義では、カメラの使い方、撮影の際の構図、編集ソフトの使い方といった技術面だけではなく、どのようなコンセプトで何を伝えたいのか、といった企画の立て方についても一から学べます。私は、3 年次から映像制作に関連するゼミに所属し、様々な映像の研究を行いながら、映像を制作しています。昨年は福島県に撮影に行き、東日本大震災の被災地の映像を撮影し、記録映像を制作しました。今後も、映像に関する知識を深め、制作を行っていきます。
阪本裕文 教授(映像制作、映像研究担当)
今日、映像は私たちの社会空間に遍在しており、それを切り離して私たちの生活のあり方を考えることはできません。このような状況を踏まえながら、私の担当するゼミナールや講義では、映画を含む映像文化史の批判的研究と、実写・CG・アニメーションなどの手法による映像制作を実践しています。映像文化を客観的に捉え、主体的に映像技術を用いることができるようになることを目指しましょう。