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教職課程

 本学では、中学・高校の「数学」と高校の「情報」の教員免許を取得することができます。
 本学の教職課程は、稚内市および近隣地域の教育現場と密接に結びついており、稚内市教育委員会が主催する「放課後学力グングン塾」、近隣の小学校でのインターンシップ、近隣の中学校・高等学校での授業体験、隣町である豊富町での学習支援活動など、教員としての実践力を高めるさまざまな機会があります。
 ICTを活用する力はもちろん、地域に学び、地域と学ぶ力を身につけた教員として、多くの卒業生が活躍しています。

PICK UP …教職課程の学びの特色

地域密着型の濃密な実践経験の中で、最先端の教育理論・情報機器・指導法を探究しながら、仲間とともに豊かな人間性を磨きます。

リアルな教育現場へ


小学校でのインターンシップや中学・高校での教育実習はもちろん、公設塾や学習会などで、いつでも地域の子ども達と触れ合い、イマドキの悩み・喜びに寄り添いながら、教育について学べます。

オンライン学習支援


情報メディア学部の強みを活かし、時代の一歩先を行く「教(師の)たま(ご)」として、多彩な授業支援アプリを日頃から使いこなし、遠方や悪天候、不登校の生徒もボランティア支援しています。

次世代の少人数教育


一人一人の個性を活かす個別指導で「個別最適な学び」を、学生同士で主体的に計画する学習支援活動で「協働的な学び」を——大学で経験する教育がそのまま教師として目指すべき教育の好例です。

教育実習


“教たま”として最もかがやく集大成——教育実習は、稚内市内の学校をはじめ、最適な環境を選んで行えます。現役教師や生徒達との刺激あふれる交流の中で、人生の糧となる教訓・醍醐味が待っています。

 

Voice student & teacher

一年次から多くの教育現場を体験できます。

鹿島 希実 2年(北海道枝幸高等学校出身)

 育英館大学の教職課程における最大の強み・魅力は、近い距離感で先生方のサポートがあったり、先輩方と一緒に1年次から実際に学習支援活動に携われたりすることだと思います。私自身も夏・冬に豊富町で行われる「学びの教室」に早速参加しました。実践的指導力や子供理解が身につく機会と教育について様々な角度から考えられる授業を、早いうちからたくさん経験できることを活かして、地元宗谷の中学校教員を目指しています。

実践的指導力と人間性を磨きます。

小林 伸行 准教授(教職課程担当)

 本学の教職課程の特徴は、行き届いた個別指導と豊富な実践経験--少人数による講義で教育課題に向き合うための知識と技能を身につけ、市内外の学校と連携した実習や各種学習支援によって教師としての指導力を身につけます。
 特に町村に広がる学習支援は、学生間の結束が深まり地域からの信頼と励ましを実感できる貴重な体験です。豊かな「学び」を通じて、教師としての実践的指導力と人間性を磨きます。

履修科目

  • 教職概論
  • 教育原理
  • 教育相談
  • 教育心理学
  • 教育制度論
  • 教育課程論
  • 総合的な学習の時間の指導法
  • 数学科教育法I・II・III・IV
  • 情報科教育法I・II
  • 代数学I・II
  • 幾何学I・II
  • 解析学I・II など

取得できる資格

  • 中学校教諭一種免許状・数学
  • 高等学校教諭一種免許状・数学
  • 高等学校教諭一種免許状・情報

進路

  • 教員
  • 教育・学習支援員
  • 大学院進学
  • 公務員
  • 民間企業 など

教職課程における情報公開

1.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること。[第1号関係]

教員養成の目標

 教員養成機関としての社会的使命と責任を自覚し、以下のような教師としての資質・ 能力を育成する。
1.教職に対する使命感
2.確かな学力と実践的指導力
3.豊かな人間性

目指す教員像

【1.教職に対する使命感】

  • 教職への情熱と社会人としての責任感を有し、行動する教員
  • 教育的愛情を持って子どもと関わり、成長を支える教員
  • 生涯にわたって自己を研鑽し、学び続ける教員

 

【2.確かな学力と実践的指導力】

  • 教育の理念を踏まえ、子どもの学びを豊かにする教員
  • 教育課程の専門的知識と指導技術を身に付けた教員
  • 発達の段階を踏まえ、個に応じた指導・支援ができる教員
  • アクティブ・ラーニングや ICT を効果的に活用できる教員

 

【3.豊かな人間性】

  • あらゆる人の生き方を慈しみ、自他の一人ひとりを尊重できる教員
  • 幅広い教養と豊かな経験を通した人間理解の上に、人と関わることができる教員
  • 教職員や保護者、地域など周囲と連携・協働して、子どもの育成にあたる教員

 

教職課程会議の年度計画

  • 教職課程自己点検評価を自己点検評価委員会と連携をして行う。
  • 教職課程の維持、免許教科の保持に必要な対応を行う(文部科学省への変更届など)
  • 本学の教員養成の理念と目標を達成するため、学生への年間指導計画を作成する。
  • 教員養成、採用実績向上に向けた講義計画、試験対策(教科指導、個別面接等)を作成し、実施する。
  • 教職課程を受講した免許取得者、教員採用合格者、進路の状況等の情報を公表する。

 

学生指導年間スケジュール

 2024教職課程年間「指導計画」(PDF)

2.教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること。[第2号関係]

教科及び教科の指導法に関する科目

学部・学科等 免許状の種類 科目担当教員数
専任 兼担 兼任
情報メディア学部・情報メディア学科 中一種免(数学) 3人 1人 0人
高一種免(数学) 3人 1人 0人
高一種免(情報) 4人 4人 1人

 

教育の基礎的理解に関する科目等

学部・学科等 免許状の種類 科目担当教員数
専任 兼担 兼任
情報メディア学部・情報メディア学科 中一種免 3人 4人 1人
高一種免 3人 4人 1人

 

担当教員一覧

教員氏名

但田 勝義(教授)

担当科目 ・教育課程論
・特別活動論
・総合的な学習の時間の指導法
・道徳教育論
・生徒進路指導論
・教育実習
教員業績等へのリンク https://www.ikueikan.ac.jp/academic/faculty/staff/tanda/

 

教員氏名

小林 伸行(准教授)

担当科目 ・教職概論
・教育原理
・教育制度論
教員業績等へのリンク https://www.ikueikan.ac.jp/academic/faculty/staff/kobayashi/

 

教員氏名

佐藤 元彦(教授)

担当科目 ・数学科教育法I~IV
教員業績等へのリンク https://www.ikueikan.ac.jp/academic/faculty/staff/satoh/

 

教員氏名

佐賀 孝博(教授)

担当科目 ・情報科教育法I・II
教員業績等へのリンク https://www.ikueikan.ac.jp/academic/faculty/staff/saga/

 

3. 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること。[第3号関係]

各授業科目のシラバス

https://www.ikueikan.ac.jp/2024/syllabus2024.html

教育の基礎的理解に関する科目等一覧

中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状(数学)

 資格取得のために必要な科目等一覧→2024教職課程開講科目等一覧(中高一種免許状 数学).pdf

高等学校教諭一種免許状(情報)

 資格取得のために必要な科目等一覧→2024教職課程開講科目等一覧(中高一種免許状 情報).pdf

 

4. 卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること。[第4号関係]

免許・資格  学科等 教科等 令和3年度 令和4年度 令和5年度
中一種 情報メディア学科 数学 0名 2名 3名
高一種 情報メディア学科 数学 0名 2名 2名
情報メディア学科 情報 0名 1名 2名

 

5. 卒業者の教員への就職の状況に関すること。[第5号関係]

学校種 学科等 教科等 令和3年度 令和4年度 令和5年度
正規 非正規 正規 非正規 正規 非正規
小学校               1名
中学校 情報メディア学科 数学     1名 1名   1名
高等学校 情報メディア学科 数学            
情報メディア学科 情報            

 

6. 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること。[第6号関係]

 本学の教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組として、授業内外でより多く教育現場を体験する機会を与えられるよう尽力している。

 まず、近隣地域の教育委員会や中・高等学校との連携に関しては、2014(平成 26)年以降稚内市教育委員会と「連携・協力に関する協定」を結んだ。これに伴い、「教育実習事前事後指導」や「教職実践演習」などでの授業見学や、教職に関する講話などを行っている。また、豊富町、浜頓別町、猿払村などの教育委員会とも連携し、実習前後に大学に招聘し、特別授業を行っていただくほか、学習支援活動の一環としてボランティア派遣を実施し、学生の実践力の向上並びに地域貢献への取り組みを行っている。

 さらにICT 関連では、教科教育法における電子黒板やタブレット端末を用いた模擬授業の実施はもちろん、「教育方法論(情報通信技術を活用した教育の理論及び方法を含む)」では、ICT 教材の作成スキルの育成と、情報メディア学部出身の教員としての個人の研究テーマを持たせることを目指し、教育や指導方法に関わるパワーポイントを用いた発表という取り組みを行っている。

 

7. 教職課程自己点検評価報告書

教育職員免許法施行規則第22条の8に基づき、教職課程の自己点検・評価を実施し、自己点検・評価報告書を作成しています。

 

 

関連リンク

稚内本校
数理情報系
メディア表現系
社会情報系